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鳩山首相辞任 最後まで“宇宙人” 目うるませ「不徳のいたすところ」(産経新聞)

 「私自身、この職を退かせていただく」。笑顔で親指を立て、続投をうかがわせた前夜から一転、鳩山由紀夫首相が2日、ついに退陣を表明した。米軍普天間飛行場問題、政治とカネの問題を理由に挙げ、小沢一郎・民主党幹事長にも辞任を要請。「とことんクリーンな民主党に戻そう」と訴えたが、参院選にも大きく影響しそうな“政権投げだし”に、党内にも困惑がみられた。

 2日午前10時過ぎ、国会内で開かれた民主党の両院議員総会。壇上の鳩山首相は、出席者から長い拍手を受け、少し目をうるませたような表情でスピーチを始めた。

 「日本の政治の歴史は大きく変わった。国民の皆さんの判断は間違っていなかったと確信している」「皆さん方と協力して国民が主役の政治を作ろうと今日まで頑張ってきたつもり」↓ 首相は、選挙演説のような口調で8カ月余りの政権の成果を強調した。

 一方で「残念なことに、政権与党としてのしっかりとした仕事が必ずしも国民の心に映っていない。国民が徐々に聞く耳を持たなくなってきたのは、私の不徳のいたすところ」と謝罪。

 その上で、普天間飛行場問題で社民党の政権離脱、自身や小沢幹事長の政治とカネの問題で大きな国民不信を招いたことを挙げ、自らの退陣を表明するとともに、「幹事長も、恐縮ですが職を退いていただきたい」。さらに、選挙違反事件で陣営元幹部が2審でも有罪判決を受けた小林千代美衆院議員(北海道5区)についても「責めを負ってほしい」と迫った。

 約20分にわたったスピーチ。首相は「ぜひ新しい民主党、新しい政権を皆さんの手で作り上げていただきたい」と訴えたが、自民党政権時代に続き、政権交代を経ながら、またしても短命内閣となることに。

 総会後、官邸に戻る際に記者団からコメントを求められた首相は「いいよ、もう十分です、ありがとう」。最後まで“宇宙人ぶり”を発揮した。

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